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このたび、上都賀郡市医師会会長に就任いたしました伊藤勇です。  2020年1月に新型コロナウイルス感染症が発生した年、(旧)今市市医師団、(旧)日光市医師団、(旧)藤原町医師団が合併し、日光市医師会が発足しました。以来、会員の皆様に支えられながら、約6年にわたり日光市医師会会長として行政とも連携し、地域医療に携わってまいりました。  また、この4年余りは上都賀郡市医師会副会長として、栃木県内の各医師会との連携や地域医療の動向について学び、経験を積んでまいりました。  現在、日本は「2040年問題」といわれる大きな転換期を迎えようとしています。総人口の減少とともに65歳以上の高齢者が全人口の3割を超え、生産年齢人口の減少が進むと予測されています。  上都賀地域における65歳以上の高齢化率は、2025年住民基本台帳ベースで既に約35%に達しています。この地域では少子高齢化が10年以上前から大きな課題となっており、その状況は今なお続いています。さらに、医療従事者の減少や医師の高齢化による医師不足も深刻な課題です。そのような中、AIやDXの活用による医療の質の向上や効率化には大きな期待を寄せています。  県西地域医療圏では、鹿沼市と日光市が地域医療を支えています。また、上都賀郡市医師会では、鹿沼市、日光市、西方町を中心に、救急医療をはじめとする地域医療を担っています。  市民の皆様には、医療機関の逼迫を防ぐためにも、認知症予防やフレイル予防に取り組み、生活習慣病の予防と適切な自己管理を引き続きお願い申し上げます。  上都賀郡市医師会は、市民の皆様が安心して暮らせる地域づくりを目指し、介護を含めた地域で完結する医療・介護体制の充実と、広域的な医療提供体制の両立に努めてまいります。また、地域の医療機関は市民の皆様の大切な財産であるとの思いを胸に、その機能を守り育ててまいります。  今後も会員一同、多職種との連携を一層深め、救急医療、介護、在宅医療のさらなる充実に努めてまいります。  鹿沼市、日光市をはじめ関係行政機関、医療・介護関係者の皆様、そして地域住民の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

                                                                                                                栃木県上都賀郡市医師会

                                                                                                                      会長 伊藤 勇